なぜ人に期待してしまうのか?
人に失望するのは、期待をしてしまうから。
なぜ期待してしまうのだろう。
やさしい、親しい、気持ちが通じ合えている
そんな幻想を抱くところから、期待は始まる。
そして、期待外れと気付いたときに、勝手に失望をする。
客観的に見れば、滑稽である。
人は人の期待に応えない。
まず、人は人の気持ちがわからない。
さらに、人は人の気持ちに気づいたとしても、その期待に応える必要はないのである。
逆にいうと、あなたもあなたに対する周りの期待に応えなくていい。
人に失望する人は、きっと人の期待に応えようと一生懸命努力してきたんだろう。
だからこそ、期待に応えない人の出現に、戸惑い傷つくのである。
人は人の期待に応えない。
あなたも、人の期待に応えようとしなくていい。
このことが認められれば、失望感は消えるだろうか。もっと楽に生きられるようになるだろうか。どうかなりますように。
Photo: 京都・神宮道・鴨東運河